2018年12月09日
自決しようとした男 東條英機
日本は敗戦を受け入れる
玉音放送で陛下の生声が流れた時
軍の幹部で自決した者もいる
東京裁判で戦犯として判決を出された東條英機は何故、自決しなかった?
東條英機はアメリカに拘束される時
用意すると待たせている間に
拳銃で胸を撃ち自殺を図った
だが急所をそれたため一命をとりとめた
昔の人間は死ぬ覚悟はできていると思っていたが
そんな簡単に死ねる訳ではない
日露戦争の映画では負けそうになるとすぐ自決したぞ
当時の日本の時代背景も大きくある
雪の進軍という歌がある
ガルパンで歌われ再認識された歌
4番の歌詞
命いのち捧さゝげて 出でてきた身みゆゑ
死しぬる覺悟カクゴで 突喊トッカンすれど
武運ブウン拙つたなく 討うち死じにせねば
義理ギリに絡からめた 恤兵ジュッペイ眞緜まわた
そろりそろりと 首くび締しめかゝる
どうせ生きては 還かへさぬ積つもり
「義理にからめた恤兵真綿(じゅっぺいまわた)そろりそろりと頚(くび)締めかかる」
恤兵真綿とは
国民が激励をこめて真綿を送ってくれたもの
国民や愛する者の期待を背負ったものの
戦に負ける 国のために死のうと覚悟はしている
突貫して死ねなかった時
死ななければという思いが迫ってくる
この状況を「義理にからめた恤兵真綿」が首を絞めかかると皮肉ったものである
そして最後の「どうせ生きては 還かへさぬ積つもり」の部分は
日中戦争時には士気低下につながるとして「どうせ生かして還さぬ積り」を
「どうせ生きては還らぬ積り」と勇壮な内容に変更されたという
周りの状況が自決を強要していた
人は簡単に死ねないものでいい
電脳空想帝国
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